International Strategy for Disaster Mitigation —ISDM— 東北大学 - 国際防災戦略研究室

国際防災戦略研究室ロゴ

国際防災戦略研究室ロゴについて

我々をとりまく地域社会は,過去の災害による苦い経験を教訓にして,その都度,地域の防災力を向上させてきました。その一方で,こうして生まれた新たな都市空間あるいは社会のシステムは,技術等の発展とともに,より複雑になり,これまで人類が経験してこなかった新たな災害を引き起こすことも少なくありません。都市や社会の進化ととともに,災害も進化しているのです。

ある地域で災害が発生すると,緊急対応(response),復旧・復興(recovery)という段階を経て,都市空間や社会システムが改善され,そして将来の災害に備えて,被害抑止(mitigation)と被害軽減のための事前準備(preparedness)により防災対策が施されます。どこまでも続く輪の中で,我々は未来に向けて防災と復興の戦略を施していかなくてはなりません。このロゴは,こうして繰り返される一連のサイクル,すなわち災害対応の循環体系(Disaster Life Cycle)を表現しています。

この輪は, 6つの立方体(cube)とそれを覆う環状の透明な筒(tube)で構成されています。具体的な形態を持つ立方体は,都市や建築空間などの人工的環境,そして地形や水・緑などの自然環境をあわせた物的環境を表しています。そして透明の筒はそれらをとりまく様々な要素からなるシステムを表しています。それぞれの要素が複雑に絡み合って,我々の社会が成り立っているのです。

より良い防災と復興の戦略を施すためには,①主体である人(人的活動),②時間,③空間,④社会システム,⑤情報とコミュニケーションを司るメディア,⑥技術・道具・方法論などのツール,そして⑦社会固有のコンテクストといった7つの要素が不可欠です。6つの立方体は,主体である我々人間(①)が,より良い社会を実現していくために取り組んでいかなくてはならない6つの要素(②から⑦)のメタファーなのです。

国際防災戦略研究室では,国内外における様々な地域を対象とした研究に取り組んでいます。世界各地における防災と復興に関する多くの課題に対して,ここに述べた体系の中で取り組んでいきたいという思いを込めて,こうしたロゴを研究室のシンボルマークとしました。

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